結婚式で使うお花の種類10選|避けた方がいいお花の種類も解説
「結婚式で使うお花の種類が知りたい」
「結婚式で避けるべきお花ってなんだろう……」
「季節別でおすすめのお花って違うのかな?」
などとお考えではありませんか?
本記事では、結婚式で使うお花の種類10選と併せて、避けた方がいいお花の種類も解説します。
最後まで読むと、結婚式で使うべきお花がわかり、相手に喜ばれます。
この記事の監修者
五十嵐 平
福井県生まれ。日本フラワーカレッジ卒業後、東京、南青山のフラワーショップで修行。現在は株式会社いがらしの代表。
常に贈る人、贈られる人の立場で、その瞬間が一生の思い出となるような感動をあたえられるように、サービス・商品の改善に努めております。
目次
結婚式で使うお花の種類
結婚式で使うお花の種類は以下のとおりです。
- バラ
- カサブランカ
- カラー
- ガーベラ
- トルコキキョウ
- 胡蝶蘭
- ポインセチア
- スイートピー
- ブルースター
- カスミソウ
順番に解説します。
バラ
バラはブーケに使われる定番の花です。
ブーケ=バラを思い浮かべる人も多いかと思います。
バラは種類が豊富で、さまざまな色や形、大きさのものがあります。
好みや、ドレス・会場などの雰囲気に合ったものを選べるのも人気の理由の1つです。
バラが花持ちがよいので、結婚式から披露宴、二次会まで、長い時間同じブーケを使いたい人にもおすすめです。
バラの旬は、4~6月ごろの春と、9~10月ごろの秋です。
真夏や真冬は、値段が高かったり、手に入れられる品種にも限りがあります。
バラの花言葉
バラの花言葉は以下のとおりです。
- 赤:情熱、あなたを愛しています
- 白:純潔、尊敬、私はあなたにふさわしい
- ピンク:上品、感銘
- オレンジ:信頼、絆
- 黄色:さわやか、嫉妬
- 紫:気品、誇り
結婚式にピッタリな花言葉がありますね。
カサブランカ
「カサブランカ」は、ユリの一種で、真っ白で大輪の花が高貴な印象のお花です。
まさに花嫁のためにあるようなお花です。
大輪の豪華な花は、天井の高い教会や、長く裾を引くウェディングドレスといった、正統派なイメージのウェディングに合っています。
カサブランカの花言葉
カサブランカの花言葉は以下のとおりです。
- 威厳
- 純潔
- 無垢
- 雄大な愛
- 高貴
豪華で堂々とした花に似合う花言葉です。
カラー
「カラー」は直線的な茎と花のラインが魅力のお花です。
白と緑のシンプルな色の組み合わせは、みずみずしい透明感も感じられます。
長い茎を活かして腕に抱えるように持つアームブーケや、茎の部分をギュッと掴むように持つクラッチブーケとして使うのが人気です。
カラーはオールシーズン手に入る花ですが、開花時期は5~7月です。
カラーの花言葉
カラーの花言葉は以下のとおりです。
- 清浄
- 壮大な美
- 乙女のしとやかさ
清楚な花言葉で、とても素敵な印象です。
ガーベラ
ガーベラはその豊富な色彩で知られ、個々の好みに応じたカラーセレクションで、さまざまなアレンジメントを楽しめます。
その魅力は、ナチュラルな可愛らしさから洗練された大人の雰囲気まで、幅広いスタイリングに対応できる点にあります。
加えて、ガーベラはその長持ちする特性により、長期間にわたってその美しさを維持することが可能です。
これは、花を楽しむすべての人にとって大きなメリットといえます。
年間を通じて容易に手に入れる点も、ガーベラが広く愛される理由の1つです。
その可用性は、特別な機会だけでなく、日常的な楽しみのためにもガーベラを選ぶ理由となります。
ブーケにおいても、ガーベラは多様なデザインに対応し、ラウンドブーケやクラッチブーケ、バッグブーケといった様々な形状で、結婚式やイベント、ギフトとしても人気があります。
これらの特性は、ガーベラを選ぶ際の重要なポイントとして、多くの花愛好家に魅力的なオプションとして捉えられています。
ガーベラの花言葉
ガーベラの花言葉は以下のとおりです。
- 神秘的
- 希望
- 前向き
ガーベラは色によって花言葉が異なります。
たとえば、白なら律儀、ピンクなら崇高美などです。
使いたい色の花言葉を調べるとよいでしょう。
トルコキキョウ
トルコキキョウは、たくさんの色や形がある美しい花です。
この花のペタル(花びら)は、フリルのようにふんわりしていて、見ているだけで心が和みます。
白や緑、優しいピンク、紫など、いろいろな色がありますが、これらの色は花束を作るときによく使われます。
花束にはいくつか種類があります。「ラウンドブーケ」という丸い形の花束、水が流れるような形の「キャスケードブーケ」、そして花をしっかりと束ねた「クラッチブーケ」があります。
トルコキキョウはこれらのどの形の花束にもよく合い、バラなど他の種類の花とも組み合わせやすいです。
この花は、春から秋にかけてたくさん手に入りますし、値段も手ごろなので、たくさんの人に選ばれています。
花束を作るのが初めての人にも、トルコキキョウは使いやすい花です。
トルコキキョウの花言葉
トルコキキョウの花言葉は以下のとおりです。
- すがすがしい美しさ
- 優美
- 希望
フリルのような花びらを持つ姿が優美なことから、この花言葉がついたといわれています。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、特別なお祝いのギフトとしてよく選ばれる、高級感と優雅さを兼ね備えた花です。
この美しい花は、その名が示す通り、蝶が舞うような繊細でエレガントな形状が魅力的です。
結婚式や記念日、ビジネスの成功を祝う場面など、様々なお祝い事にふさわしい選択肢として広く認知されています。
胡蝶蘭はその華やかさで、ブーケや会場の装飾にも頻繁に用いられます。
その洗練された見た目は、どんな空間にも上品さと特別な雰囲気を加えられます。
そのため、結婚式のブーケや式場の装飾、さらには企業の受付やホテルのロビー装飾にも選ばれることが多いです。
胡蝶蘭を選ぶことは、重要なイベントや特別な人への贈り物に、格調高い印象を与える方法として、高い評価を受けています。
胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭の花言葉は以下のとおりです。
- 幸福が飛んでくる
- 美しい婦人
- 清純
この美しい花は、その優雅な外見と、蝶が舞うような形状から、幸運や美しさ、純粋さを象徴するメッセージを持っています。
そのため、胡蝶蘭はお祝いごとやプレゼントに選ばれることが多く、贈る人の心からの祝福や尊敬の気持ちを表現するのに適しています。
ポインセチア
クリスマスシーズンには、ポインセチアを選ぶことがおすすめです。
この植物の鮮やかな赤や他の色の部分は、花弁のように見えますが、実際には特別な葉であるという興味深い特徴があります。
ポインセチアを選ぶことで、より落ち着いた大人の雰囲気を演出し、特に成熟した雰囲気の結婚式の装飾に適しています。
この美しい植物は、伝統的なクリスマスの装飾に不可欠なアイテムであり、その時期に花を飾る代わりに使用すると、独特の洗練されたスタイルを加えられます。
ポインセチアの花言葉
ポインセチアの花言葉は以下のとおりです。
- 祝福する
- 聖夜
- 幸運を祈る
- 私の心は燃えている
クリスマスにぴったりの花言葉といえるでしょう。
スイートピー
「スイートピー」は、そのふんわりとした繊細な花びらが魅力の花です。
この花は細い茎と薄手の花びらを持ち、繊細さと儚さを象徴しています。
白、ピンク、青などの多彩なカラーバリエーションもスイートピーの特徴で、これらの色を組み合わせることで、愛らしさを引き立てる多彩なフローラルアレンジメントを作り出せます。
スイートピーはその優美さで、どんな花束やデコレーションにも柔らかな雰囲気を加え、見る人の心を和ませます。
スイートピーの花言葉
スイートピーの花言葉は以下のとおりです。
- 門出
- 別離
- 優しい思い出
- 永遠の喜び
結婚式にピッタリな花言葉としては、「優しい思い出」や「永遠の喜び」が挙げられます。
ブルースター
「ブルースター」という名前の通り、この美しい花は星型の水色の花弁を持ち、そのユニークな形状と色合いで多くの人を魅了しています。
結婚式で「サムシングブルー」として幸福を象徴するアイテムを身につけるという伝統に基づき、ブルースターをブーケに取り入れる花嫁も少なくありません。
この習慣は、特別な日における幸せと繁栄の願いを込めた素敵な方法として受け継がれています。
ブルースターの小さく愛らしい花々は、その用途の幅広さからも、さまざまなフローラルアレンジメントやデコレーションに適しており、どんな場にも清々しい印象を与えます。
ブルースターの花言葉
ブルースターの花言葉は以下のとおりです。
- 信じ合う心
- 幸福な愛
「信じ合う心」は、青い色が聖母マリアを象徴する色で、信仰する誠実な心から由来しています。
カスミソウ
小さくて白いカスミソウは、その繊細で可憐な美しさが、花嫁を引き立てるのに最適な花です。
単独でブーケを作成することもできるほど、カスミソウはそのままでも非常に魅力的です。
また、他の花と組み合わせた際には、絶妙なサポート役としても活躍し、花束やアレンジメント全体のバランスを優雅にまとめます。
その柔らかな白色は、どんな結婚式のテーマや色合いにも溶け込み、洗練された雰囲気を演出できます。
カスミソウの花言葉
カスミソウの花言葉は以下のとおりです。
- 感謝
- 幸福
- 無邪気
- 親切
感謝や幸福は結婚式にピッタリの花言葉です。
【季節別】結婚式におすすめのお花の種類
季節別で結婚式におすすめのお花の種類は以下のとおりです。
- 春におすすめのお花
- 夏におすすめのお花
- 秋におすすめのお花
- 冬におすすめのお花
順番に解説します。
春におすすめのお花
春におすすめのお花は以下のとおりです。
- 桜:優美な女性・純潔
- チューリップ:真実の愛
- アネモネ:あなたを愛します
- ミモザ:真実の愛・感謝
- ライラック:友情・思い出
- ラナンキュラス:華やかな魅力
- マーガレット:信頼・誠実
- スズラン:純粋・純潔
- ヒヤシンス:変わらない愛情
夏におすすめのお花
夏におすすめのお花は以下のとおりです。
- ひまわり:あなただけを見つめる
- ラベンダー:優美、幸せが来る
- 紫陽花:家族団欒
- モカラ:優美、気品
- ブルースター:幸福な愛
秋におすすめのお花
秋におすすめのお花は以下のとおりです。
- コスモス:乙女の真心、調和
- フランネルフラワー:清楚
- ユーカリ:永遠の幸せ
- ダリア:華麗、優雅
- ケイトウ:おしゃれ、個性
冬におすすめのお花
冬におすすめのお花は以下のとおりです。
- ポインセチア:輝くばかりの美しさ
- スイートピー:優しい思い出
- コットンフラワー:偉大、優秀
- クリスマスローズ:いたわり
- 蘭:純粋な愛
関連記事:【保存版】結婚式にタブーなお花|縁起がよいお花も紹介
結婚式で避けた方がいいお花の種類
結婚式で避けた方がいいお花の種類は以下のとおりです。
- 黄色のバラ
- 黄色のゆり
- 黄色のカーネーション
- 紫陽花
- チューベローズ
- アネモネ
避けた方がいいお花でも、メインとなるような使い方ではなく、一部使用するといった場合や、贈られる人や使う人が気にしなければ問題ありません。
黄色のバラ
黄色いバラは、その鮮やかな色合いにもかかわらず、結婚式には推奨されません。
その理由は、黄色いバラが持つ花言葉にあります。
これらの花言葉には「愛情の衰え」「軽蔑」「嫉妬」「不誠実さ」「忘れること」など、結婚式という幸福な始まりには相応しくないメッセージが含まれているためです。
バラは結婚式での装飾やブーケに人気のある選択肢ですが、黄色いバラに関しては、その意味を考慮して他の色を選択することが賢明です。
黄色のゆり
黄色のゆりは、「偽り」と「不安」という否定的な花言葉を持っているため、結婚式などの祝福の場には適していないとされています。
このような意味合いを持つ花は、新たな人生の門出を祝う結婚式においては、望ましい選択ではありません。
結婚式での花選びでは、ポジティブなメッセージと祝福の意味を持つ花を選ぶことが重要です。
そのため、黄色のゆりを避け、より肯定的な花言葉を持つ花を選択することが推奨されます。
黄色のカーネーション
カーネーションは、母の日の贈り物としてのポジティブなイメージから、幸運と喜びを象徴する花として広く認識されています。
ただし、黄色のカーネーションは「軽蔑」「失望」「嫉妬」「軽視」「愛情の不安定さ」といった、結婚式という喜ばしい機会には相応しくない花言葉を持っています。
結婚式でカーネーションを使用したい場合は、これらの意味を考慮して黄色を避け、他の色のカーネーションを選ぶことが推奨されます。
これにより、結婚式の装飾やブーケに、より適切なメッセージと美しさをもたらせます。
紫陽花
紫陽花は、6月に最も美しく開花し、ジューンブライドのシーズンに合わせて咲くため、結婚式に最適な花と考えられがちです。
その鮮やかな色彩と豊かな花びらは、どんな式典にも華やかさを添えるでしょう。
しかし、紫陽花には「浮気」や「移り気」といった花言葉があり、これらは結婚式という新しい始まりを祝う場にはそぐわないメッセージを持っています。
そのため、その美しさにもかかわらず、紫陽花を結婚式の主要な装飾に選ぶ際には、これらの意味を考慮する必要があります。
結婚式で使用する花には、ポジティブなメッセージと祝福の意味を込めたいものです。
チューベローズ
チューベローズはその純白の花びらと愛らしい姿で知られており、その魅力は多くの人を虜にします。
しかし、この美しい花には「危険な快楽」という意味を持つ花言葉があります。
これが結婚式という祝福されるべき場には少々相応しくない雰囲気をもたらす可能性があります。
花言葉はその花が持つメッセージや象徴を伝えるものであり、結婚式では特にその意味に配慮を払うことが重要です。
そのため、チューベローズのように複雑な花言葉を持つ花を選ぶ際には、その美しさだけでなく、伝えたいメッセージにも注意を払う必要があります。
アネモネ
アネモネはその美しさからブーケに取り入れられることが多い花ですが、「恋の苦しみ」や「見捨てられた」といった深い意味を持つ花言葉を有しています。
この花言葉の背景には、ギリシャ神話の物語があります。
伝説によると、戦神マルスは、愛するアフロディテが別の男性に心を寄せていることを知り、嫉妬心からその男性を殺害してしまいます。
その悲劇の瞬間に流れた男性の涙から、アネモネが誕生したとされています。
この神話は、アネモネが持つ複雑な感情の象徴として、花言葉に深みを加えています。
そのため、結婚式などの祝福の場にアネモネを用いる際は、その花言葉の由来を理解し、慎重に選択することが推奨されます。
まとめ【結婚式で使うお花の種類を把握しましょう】
今回は、結婚式で使うお花の種類10選と併せて、避けた方がいいお花の種類も解説しました。
結婚式で使うお花の種類は以下のとおりです。
- バラ
- カサブランカ
- カラー
- ガーベラ
- トルコキキョウ
- 胡蝶蘭
- ポインセチア
- スイートピー
- ブルースター
- カスミソウ
それぞれの特性を理解してから選定しましょう。
- 「相手に喜ばれる素敵な花をプレゼントしたい」
- 「心から喜ばれる花の選び方がわからない」
- 「気持ちを込めて花を贈りたい」
などとお考えではありませんか?
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