胡蝶蘭を贈る意味|花言葉の意味やお祝い用の胡蝶蘭のポイントも解説
「胡蝶蘭を贈る意味ってなんだろう」
「胡蝶蘭の花言葉が知りたい」
「お悔やみに胡蝶蘭を贈る意味ってなんだろう」
などとお考えではありませんか?
本記事では、胡蝶蘭を贈る意味と併せて、花言葉の意味やお祝い用の胡蝶蘭のポイントを解説します。
最後まで読むと、胡蝶蘭を贈る意味がわかり、相手に喜ばれます。
この記事の監修者
五十嵐 平
福井県生まれ。日本フラワーカレッジ卒業後、東京、南青山のフラワーショップで修行。現在は株式会社いがらしの代表。
常に贈る人、贈られる人の立場で、その瞬間が一生の思い出となるような感動をあたえられるように、サービス・商品の改善に努めております。
目次
そもそも胡蝶蘭とは
胡蝶蘭、別名ファレノプシス、はその名の由来となったギリシャ語の「ファライノ(蛾)」と「オプシス(似る)」という言葉から、蛾や蝶に似た外見を持つことがわかります。
日本では、この植物が蝶が舞うように見えることから、「胡蝶蘭」と名付けられました。
これは、幸せや喜びが飛んでくるという、吉祥の花言葉にも反映されています。
胡蝶蘭は、その花言葉にちなんで、新しい始まりや発展を願う際に贈られることが多いです。
特に、ビジネスの開店や開業の際のお祝いには、この花がよく使われ、受け取る側への幸福と繁栄の願いが込められています。
胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭は、乾燥に耐えつつも湿度の高い環境を好む植物です。
特に、夜間にCO2を吸収するという独特な特性を持っており、この時期には低温と高湿度が株の水分保持に役立ちます。
しかし、寒さには敏感なため、低温には注意が必要です。
この植物は短い茎を持ち、肉厚の葉を展開します。花は、一つの茎に数輪から数十輪もの花をつけることがあります。
また、胡蝶蘭は長持ちすることで知られ、開花後も約1ヶ月以上その美しさを保てます。
胡蝶蘭の花言葉の意味
胡蝶蘭の花言葉の意味を色別で解説します。
- 白の胡蝶蘭
- ピンクの胡蝶蘭
- 黄色い胡蝶蘭
- 紫・青い胡蝶蘭
順番に解説します。
【花言葉の意味①】白の胡蝶蘭
白い胡蝶蘭は、「清純」という花言葉を持っており、その純白で清潔感のある花の姿から、結婚式の祝い事やブーケに用いられることが多い、非常に人気の高い胡蝶蘭です。
【花言葉の意味②】ピンクの胡蝶蘭
ピンク色の胡蝶蘭は、「あなたを愛します」や「親愛」という花言葉を持ち、恋人やパートナーへのプロポーズ、愛情の表現としてよく選ばれる花です。
さらに、母の日のギフトとしても人気が高い、愛と感謝の気持ちを象徴する花として親しまれています。
【花言葉の意味③】黄色い胡蝶蘭
黄色の胡蝶蘭は、特定の花言葉が定められていないものの、その鮮やかなビタミンカラーが注目を集め、母の日や誕生日プレゼントに適しています。
風水では黄色は金運を向上させる色とされているため、友人の新しいビジネスの開始を祝う開店祝いや開業祝いに贈ると、金運の上昇を願う素晴らしいギフトとなるでしょう。
【花言葉の意味④】紫・青い胡蝶蘭の花言葉
紫色の胡蝶蘭には特別な花言葉は定められていないものの、長年にわたり高貴とされてきた紫の色彩は、上司や敬愛する人への贈り物として最適です。
一方で、青い胡蝶蘭は品種改良を経て新しく登場した品種です。
この青い胡蝶蘭は、ピンクの胡蝶蘭が持つ「あなたを愛する」という花言葉と、青色のツユクサから抽出される色素が示す「尊敬」の意味を融合し、「愛」と「尊敬」という花言葉が与えられています。
胡蝶蘭の花言葉には怖い意味があるのか
胡蝶蘭の花言葉には恐ろしい意味合いは含まれておらず、種類によっては明確な花言葉がないものもありますが、一般的には恋愛や胡蝶蘭自体の特性に関連するポジティブな意味が多いため、気にする必要はありません。
その上、胡蝶蘭は香りが高く、洗練されたイメージを持つ花なので、植物や花を愛する人に贈るには最適な選択です。
胡蝶蘭を贈る意味
胡蝶蘭を贈る意味は以下のとおりです。
- 胡蝶蘭の花言葉が贈り物にふさわしいから
- きれいに咲く時期を選ばず選べるから
順番に解説します。
胡蝶蘭の花言葉が贈り物にふさわしいから
胡蝶蘭は、その花言葉「幸福が飛んでくる」が示す通り、幸せや繁栄を象徴する縁起の良い花とされています。
色によって異なる花言葉を持つ胡蝶蘭では、白色は「清純」という意味を持ち、純白の美しさから結婚式などで花嫁に贈られることがよくあります。
また、ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛す」という花言葉があり、これは恋人や配偶者へのプレゼントに最適です。
きれいに咲く時期を選ばず選べるから
胡蝶蘭は、年間を通じていつでも花を咲かせられるため、特定の季節に限定されずに贈り物として選ぶことが可能です。
そのため、花のギフトを選ぶ際には胡蝶蘭が非常に便利な選択肢となります。
さらに、この植物は比較的手入れが簡単で、適切なケアをすれば長期間美しさを保てます。
お悔やみに胡蝶蘭を贈る意味
胡蝶蘭はその高貴で上品な外見から、お祝いの場面だけでなく、弔事にも適した花とされています。
特に白い胡蝶蘭は「清純」という花言葉を持ち、その純白さが亡くなった方への尊敬と清らかな思いを象徴するため、お悔やみの場に相応しいです。
また、弔事では派手な色やトゲ、毒を持つ花は避けられる傾向にあります。胡蝶蘭はこれらを持たないため、故人を偲ぶ際の花として最適です。
さらに、香りが少なく花粉も飛散しにくいため、どのような葬儀の場にも適しています。
和風の葬儀だけでなく、洋風の葬儀でも胡蝶蘭は用いられることが多く、その汎用性が高く評価されています。
葬儀での花には「枕花」、「供花」、「献花」という種類があり、胡蝶蘭は主に供花として使用されることが多いです。
仏式、キリスト式を問わず、さまざまな葬儀の場で見られる胡蝶蘭は、故人を偲ぶ心を表現するのに適した花と言えるでしょう。
長持ちする
胡蝶蘭の管理のしやすさはその魅力の一つです。秋冬は週に1回、春夏は週に2回の水やりで済むため、お手入れが比較的簡単です。
これは、喪中など多忙な時期にご遺族に余計な負担をかけない点で特に重宝されます。
生花が早く枯れてしまうことは悲しみを増幅させることもありますが、胡蝶蘭の場合、花持ちが約1ヶ月と長く、長期間飾り続けることが可能です。
この長持ちする特性は、悲しみにくれるご遺族に寄り添うような存在となり得ます。
美しい胡蝶蘭を眺めることで、徐々に心の癒しを得るという感想をお持ちの方も少なくありません。
関連記事:【保存版】胡蝶蘭の株の寿命は50年|寿命を延ばす方法も詳しく解説
お祝い用の胡蝶蘭のポイント
お祝い用の胡蝶蘭のポイントは以下のとおりです。
- ラッピングや立札にもこだわる
- 部屋の置き場を考える
- 年齢別に色を考える
順番に解説します。
ラッピングや立札にもこだわる
胡蝶蘭をプレゼントする際、その魅力を引き立てるために鉢を隠すラッピングが必要です。
ラッピングペーパーの色選びにも注意し、色が持つイメージを活かすことが大切です。
例えば、赤色はエネルギッシュな印象を、青色は清潔感を、緑色は安心感を与えます。
これらの色を使って、さらに胡蝶蘭のメッセージを強調できます。
しかし、赤色は病院への贈り物や新築祝いで不適切な場合があります。
これは、赤が血や火を連想させる色であるためです。
さらに、添えられるメッセージカードや立札の選び方によっても、贈る花の印象は大きく変わります。
重厚な木目調の立札は格式を感じさせる一方で、親しみやすいデザインのメッセージカードはよりカジュアルな印象を与えます。
部屋の置き場を考える
胡蝶蘭はその華やかさから、他の花に比べてより多くの場所を占める特性があります。
たとえば、5本立ての胡蝶蘭を贈る際には、約55~65cmの幅と70~80cmの高さのスペースが必要になります。
特に新しく開業した会社などでは、このような大きな胡蝶蘭を適切に展示するための十分なスペースがない可能性もあります。
そのため、相手の状況を考慮し、適切なサイズの胡蝶蘭を選ぶことが重要です。
年齢別に色を考える
お祝いの際に胡蝶蘭を贈る場合、対象者の年齢に応じて胡蝶蘭の色を選ぶのが一般的です。
たとえば88歳の米寿のお祝いでは、「ゴールデンエイジ」として知られており、黄色い胡蝶蘭が好ましいとされます。
米寿には「スムーズに物事が進む」という意味も込められているため、6本立ての胡蝶蘭を選ぶことが多いです。
まとめ【胡蝶蘭の意味を理解してから贈りましょう】
本記事では、胡蝶蘭を贈る意味と併せて、花言葉の意味やお祝い用の胡蝶蘭のポイントを解説しました。
胡蝶蘭を贈る意味は以下のとおりです。
- 胡蝶蘭の花言葉が贈り物にふさわしいから
- きれいに咲く時期を選ばず選べるから
贈る意味を理解してから胡蝶蘭を贈りましょう。
「相手に喜ばれる素敵な花をプレゼントしたい」
「心から喜ばれる花の選び方がわからない」
「気持ちを込めて花を贈りたい」
などとお考えではありませんか?
お花の種類は多くて何を選んだらいいかわかりませんよね。
フラワー&フルーツいがらしでは、お花を一つ一つを丁寧にお作りし、丁寧にお届けします。
ここでは、心を繋ぐ素敵な役割であり、コミュニティを深めることで人や地域が 明るく豊かになる、お手伝いをしています。
お花の注文・相談については以下からお願いします。