感動を生む!適切な花束の選び方|色の組み合わせ方や花の種類を解説

感動を生む!適切な花束の選び方|色の組み合わせ方や花の種類を解説

花束を選ぶ際に、「どんな花を選べばいいの?」「色は?形は?」といった疑問はありませんか?

そんなあなたの悩みに寄り添い、最適な花束の選び方を詳しく解説します。

この記事を読めば、あなたも特別な日に感動を与える花束を見つけることができます。

この記事の監修者

五十嵐 平

福井県生まれ。日本フラワーカレッジ卒業後、東京、南青山のフラワーショップで修行。現在は株式会社いがらしの代表。
常に贈る人、贈られる人の立場で、その瞬間が一生の思い出となるような感動をあたえられるように、サービス・商品の改善に努めております。

花束の選び方

花束の選び方

花束の選び方は以下のとおりです。

  • 相手の状況や気持ちを考える
  • 相手の雰囲気に合った色を選ぶ
  • お祝いのシーンをイメージする
  • 予算

順番に解説します。

相手の状況や気持ちを考える

花には特有の花言葉があり、プレゼントする際には相手の状況や感情を考慮して選ぶと良いでしょう。

新しい挑戦を始める人への贈り物には、応援や祝福を意味する花が適しています。

また、大切な人へのギフトには、幸福や信頼を象徴する花を選ぶと心に響くかもしれません。

多様な選択肢があるため、決めるのは難しいですが、時間をかけて選んだ花なら、相手に感動を与えることができるでしょう。

相手の雰囲気に合った色を選ぶ

花を選ぶ際にはその象徴する意味も重要ですが、受け取る人の個性や好みに合わせた色を選ぶことも大切です。

花の色選びは、花言葉に比べて選択肢が限られているため、初心者でも手軽に選べます。

例えば、落ち着いた性格の方には青色の花が、明るい性格の方には黄色やオレンジ色の花が似合います。

また、相手が好む色が分かっている場合は、その色を直接選ぶことがベストです。

親しい関係であれば、普段とは異なる色に挑戦するのも喜ばれるかもしれません。

お祝いのシーンをイメージする

お祝いの場にふさわしい色を基準にして花を選ぶ方法もおすすめです。

例えば、美容室やサロンのオープンには「成長」と「繁栄」を象徴するオレンジ色の花が最適です。

結婚のお祝いでは、「愛情」と「感謝の気持ち」を表す赤やピンクの花がぴったりです。

友人や恋人へのプレゼントでは、多くの色が選べるので、花言葉と受け取る人の好みを考慮することが大切です。

ただし、選んだ色が相手の好みではない場合は、その色を避けるのが賢明です。

最も重要なのは、相手への思いやりを形にすることですから、柔軟に対応することが望まれます。

予算

予算と希望するサイズ感をあらかじめ考えておくと良いでしょう。

たとえば、豪華な大きな花束やフラワーアレンジメントを選ぶ場合、高価な花を多用すると予算を超えてしまうこともあります。

しかし、予算を事前に設定しておけば、花の単価を調整するなどして、希望に合わせたアレンジメントを依頼することができます。

関連記事:【保存推奨】花束によく使われるお花|色別のイメージや使う場面についても解説

【シーン別】花束の選び方とマナー

【シーン別】花束の選び方とマナー

シーン別の花束の選び方とマナーは以下のとおりです。

  • 出産や結婚のプレゼントとして花束を贈るとき
  • お祝いとして花束を贈るとき
  • お見舞いとして花束を贈るとき
  • お悔みの供花を送るとき

順番に解説します。

出産や結婚のプレゼントとして花束を贈るとき

出産や結婚のお祝いには、ピンクなどの柔らかなパステルカラーの花束が人気です。

また、アメリカの結婚式で花嫁が幸せを呼ぶとされる「Something Four」の一部として「Something Blue」を身につける習慣があるため、青い花を贈るのもおしゃれな選択肢です。

さらに、出産後は花の手入れに時間を割くのが難しい場合も多いので、手間がかからない花を選ぶのがおすすめです。

お祝いとして花束を贈るとき

入学、卒業、新規就職、退職、店舗の開業、新築祝いなどの節目には、季節の花を使用したカラフルな花束を贈ることを推奨します。これは、その場を華やかに演出します。

苦労を乗り越えた人の成果を讃え、新たな始まりを祝う際には、「スイートピー」(努力を称賛する意味を持つ)や「ポインセチア」(祝福や励ましのメッセージを持つ)のような花を選ぶのが適切です。

ただ、花束が大き過ぎると持ち運びに不便だったり、置く場所を選んだりするので、贈る際にはサイズを慎重に選ぶことが重要です。

お見舞いとして花束を贈るとき

お見舞いの際は、花瓶が不要で即座に展示できるフラワーアレンジメントが最適です。

香りが強い花や花粉が多く落ちる花は、体調がすぐれない人にとって負担になる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。

また、病気による「寝たきり」のイメージを想起させる鉢植えや、トゲのある花も適していません。

さらに、病院によっては生花の持ち込みが禁止されていることがありますので、入院している方にお見舞いをする前には、病院の規則を事前に確認することが重要です。

お悔やみの供花を送るとき

四十九日の法要が終わった後に贈る供花には、淡い色彩の花や故人が好きだった花を選ぶことが適切ですが、それまでは白い花だけで構成された花束(白上がり)を贈るのが一般的なエチケットです。

トゲのある花や花瓶が必要な花束は、遺族にとって手間をかけさせることになるため避けるべきです。

また、地域によっては不適切とされる花も存在するため、不確かな場合は葬儀の場所に事前に確認することが推奨されます。

関連記事:花束に添えるメッセージの例文|お祝い別で詳しく解説

花束の色別のイメージ

花束の色別のイメージ

花束の色別のイメージは以下のとおりです。

  • ブルー系:冷静・知的
  • ホワイト系:純粋・爽やか
  • イエロー系:元気・幸福
  • レッド系:情熱・アクティブ
  • パープル系:高貴・ミステリアス
  • グリーン系:安心・調和

順番に解説します。

ブルー系:冷静・知的

ブルー系の花束は、「冷静さ」「知性」といった意味合いを持ちます。

この色の花は他に比べて稀であり、その希少性が特別な印象を与えることがあります。

「冷静」「知的」の他に、「花嫁の幸せ」を象徴する場合もあります。

濃いブルーの花束は、その知的なイメージが強調されるため、男性へのギフトとして特に適しています。

一方、淡いブルーは柔らかく穏やかな印象を与えるため、女性に好まれます。

特に、結婚式で「花嫁の純潔と真実の愛」を象徴するサムシングブルーとして選ばれることが理想的です。

ホワイト系:純粋・爽やか

ホワイト系の花束は「純粋さ」「清潔感」を象徴し、特に結婚式での使用が一般的です。

その無垢な白色は、特別な日の雰囲気にぴったり合います。

ただし、供え物としても使われる色なので、花束の選び方には慎重になる必要があります。

特に「和」の雰囲気をもたらすキクやリンドウは避け、洋風の花で構成された爽やかな花束を選ぶと良いでしょう。

純白の花束は、純粋な愛を表現するギフトとして、また清涼感を演出したい場面でのプレゼントに適しています。

選ぶ花次第で意味合いが変わるため、花の種類を選ぶ際は注意が必要です。

イエロー系:元気・幸福

イエロー系の花束は、「活力」や「幸せ」を表す色として知られ、その明るい色合いから多くの人々に愛されています。

黄色は活気に満ちた色であり、花束としても非常に人気があります。

このような花束は、受け取る人だけでなく、周りの人々にもポジティブな影響を与えることができます。

常に元気で、他の人をも明るくするような人へのプレゼントに特に適しています。

さらに、黄色は幸福の象徴でもあり、新しい始まりや成功を祝う場面、例えば就職や昇進のお祝いに贈ると、希望に満ちた未来への応援となります。

レッド系:情熱・アクティブ

レッド系の花束は、情熱や活動的な意味合いを持つ色で、その鮮やかな赤色は燃えるような強力なエネルギーを象徴しています。

この色は愛を象徴する花言葉を持つ花々が多く含まれており、恋人や配偶者への記念日のギフトとして最適です。

また、エネルギッシュで積極的な性格の人へのプレゼントとしても適しています。

リーダーシップを発揮し、周囲を牽引する人物にも、情熱を込めたレッド系の花束が好まれます。

情熱的なシチュエーションでの花束の贈り物には、レッド系がおすすめです。

パープル系:高貴・ミステリアス

パープル系の花束は、「高貴」と「ミステリアス」なイメージを持つ色です。

紫色はその独特な魅力で、特に長寿を祝う際に選ばれることが多いです。

その魅惑的な色合いは、注目を集める素敵な人へのプレゼントとしてもぴったりです。

濃いパープルは男性に合う落ち着いた印象を、薄いパープルは女性に向けた柔らかな雰囲気の花束を作り出します。

また、紫色はピンクや白との組み合わせが非常に良く、これらの色を使ってパープル系の花束をアレンジすると、品のある可愛らしさを表現することができます。

グリーン系:安心・調和

グリーン系の花束は「安心感」と「調和」を表す色であり、一般的には葉や枝が連想されるかもしれませんが、実際には多くの花もこの色を持っています。

緑色はリラクゼーションを促す効果が認められており、リラックスした時間を過ごしてほしいと願う場合のギフトに最適です。

さらに、切り花に使われる観葉植物の葉や枝を活用して、通常の花束とは異なる、観葉植物のみで構成されるグリーン系の花束を試すのも一風変わったプレゼントになります。

特に観葉植物を好む人への贈り物として、これらの緑色の花束はお勧めです。

花束の色の組み合わせ方

花束の色の組み合わせ方

花束の色の組み合わせ方は以下のとおりです。

  • 1色
  • 3色
  • 反対色
  • グラデーションを意識

順番に解説します。

1色

もし花束を通じて色の象徴するメッセージを強調したい場合は、シンプルな単色でまとめることをお勧めします。

これにより、花の種類選びに悩むことも減ります。

単色の花束が物足りなく感じる場合は、同じ色調の異なる花を組み合わせてみると、見た目にも変化が生まれ、スタイリッシュな印象になります。

さらに、濃い色と淡い色で同じ色を使っても、花束の雰囲を造り出すイメージは大きく変わります。

単色で花束を作る際は、完成した際のビジュアルを想像しながら選ぶことが重要です。

3色

複数の関連性のない色を組み合わせたい場合、3色までに留めるのが一般的です。

これは花束に限らず、ポスターやチラシなどのグラフィックデザインにも適用されるルールです。

色の組み合わせは多岐にわたり、選ぶ花の種類や色のトーンによって全体のバランスが変わるため、アレンジを楽しむのに適しています。

3色の組み合わせを一度に選ぶのが難しい場合は、まずは気に入った2種類の花を選び、それに合わせる形で第三の色を選ぶと良いでしょう。

これにより、自然と調和する色合いが見つかります。

反対色

お花を選ぶ際には、個性を活かした洗練された花束を目指す場合、カラーコントラストを意識した色合わせが効果的です。

補色を使った組み合わせは、お互いの色を引き立てながらも調和の取れた見た目を提供します。

例としては、青とオレンジや赤と緑、黄色と紫などがよく用いられます。

加えて、色の濃淡を使ったグラデーションを採用すると、花束が一層鮮やかに映えます。

補色のバランスは実物を見ないと感覚が掴みにくいこともあり、サンプルを参考にしたり、専門店のスタッフに相談することがおすすめです。

グラデーションを意識

同じ色系を用いながらも、異なるトーンでグラデーションを作ることで、花束に繊細な変化を加えるのがお勧めです。

たとえば、淡いピンクから標準のピンク、そしてレッドへと段階的に濃度を変えることで、柔らかく自然な雰囲気の花束が完成します。

また、水色、青、紺色を使った寒色系のグラデーションも良いでしょう。

統一感は保ちつつも、ほんの少しのバリエーションを加えたい時にぴったりな花束です。色の選び方に不安がある方にも、濃淡を使ったグラデーションは取り入れやすく、全体の調和を保ちやすいです。

花束に取り入れやすい花

花束に取り入れやすい花

花束に取り入れやすい花は以下のとおりです。

  • バラ
  • カサブランカ
  • ガーベラ
  • カラー
  • ひまわり

順番に解説します。

バラ

バラは、「愛」「恋」「美」といった花言葉が示す通り、古くから愛や美のシンボルとされ、広く愛されています。

特にプロポーズや結婚式など、愛を誓う場面でよく用いられ、結婚式の代表的な花とも言えます。

また、バラの色によって異なる花言葉が与えられているのも特徴です。

カサブランカ

こちらの花は、しばしば「百合の女王」と称されるカサブランカです。

カサブランカは、豪華に長く垂れ下がる「キャスケードブーケ」によく使用される花であり、その華麗な外見が特徴です。

また、「純潔」「無垢」という花言葉は、花嫁の清らかな美しさを象徴しています。

ガーベラ

ガーベラは、「希望」と「前進」という花言葉を持っています。

これから新たなスタートを切る新郎新婦に最適な花です。

花言葉の意味にぴったり合うだけでなく、持ちが良いため、ブーケ作りにも適していますよ。

カラー

カラーの花言葉は「清浄、乙女のしとやかさ」です。

花嫁の清楚なイメージそのものです。

見た目もすっきりとして美しいお花なので、クラッチブーケがよく似合います。

ひまわり

ひまわりはその鮮やかな黄色い花びらと大きな花が特徴で、目を引く存在です。

花言葉には「あなただけを見つめる」「愛慕」といった、相手に対する真っ直ぐな感情を表す言葉が多く含まれています。

このようなポジティブな花言葉を持つひまわりをブーケに加えると、その存在感が際立ち、一気に華やかな印象を与えます。

まとめ【花束選びに迷ったらこの記事を見返しましょう】

花束を選ぶ際には、以下のポイントに注目してみてください。これらを意識することで、場面に合った最適な花束を選ぶことができます。

目的に合わせて選ぶ:用途に応じて、カジュアルなものからフォーマルなものまで選び分けます。例えば、誕生日なら明るい色合い、葬儀なら落ち着いた色の花束を。

色の組み合わせ:色の組み合わせが重要です。補色や類似色を使うと、バランスが取れて美しく見えます。

花の意味を考える:花にはそれぞれ意味があります。相手やシチュエーションに合わせた花言葉の花を選びましょう。

季節に合わせる:季節に合わせた花を選ぶと、新鮮で健康な花が手に入りやすく、長持ちします。

これらのポイントを踏まえて花束を選ぶことで、感動や喜びを伝えられます。

  • 「相手に喜ばれる素敵な花をプレゼントしたい」
  • 「心から喜ばれる花の選び方がわからない」
  • 「気持ちを込めて花を贈りたい」

などとお考えではありませんか?

お花の種類は多くて何を選んだらいいかわかりませんよね。

フラワー&フルーツいがらしでは、お花を1つひとつ丁寧にお作りし、丁寧にお届けします。人と人との心を繋ぎ、コミュニティを深めることで人や地域が 明るく豊かになる、お手伝いをしています。

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